そういえばずっと趣味がなかった自分にちょっと切なくなった話

今年はたくさん海に入りたいと思っている。
一昨年、故郷・鎌倉に帰ってきたのをきっかけにはじめたSUPを、今年はもう一段上達に向けてちゃんとやりたいと思うし、
SUPの扱いがもう少し上手くなったら、ゆるいクルージングだけじゃなくて、SUP波乗りもしたい。
それからもう少しダイレクトに海に触れられるボディボードも体験してみたい。
どれが自分に一番合ってるか、いろいろ試してみたい!
・・・なんて、妙にやる気になっている。
なんでまた50歳過ぎて今更そんなことに凝りだすのか・・・
そういうことって普通みんな若い時に一通りやってるもんだよ
今頃どした?って思われるよきっと
・・・とかとか、頭の中からなんやら声が聞こえてくるけど
いいのだ!
いつからだってやればいいのだ!
だってだって
若い頃にできなかったんだもの。
やりたくても、できなかったんだもの。
やっと今、できるようになったんだもの。
そう思うとちょっと涙がこみ上げるんだ。

豊かな大人の趣味と経験

周りの方達を見ていると、いろんな人が過去にいろんな趣味や活動をしていたことがチラチラと伺われる。
留学や海外生活だったり、バイクや車だったり、ダンスやスポーツ、海・山・川の様々なアクティビティ、その他諸々。
「へえー、この人がそんなことやってたのね〜」とびっくりすることも多々ある。
そう、何事も活発に動ける20代や30代、多くの人はそれなりの会社でそれなりのお給料をもらって働いているので、ある程度の余裕資金を趣味につぎ込むことだってできたりしたのだろうなあ。
だから多くの人はそういう時代にいろんなことにトライして、いろんな人と出会って楽しい趣味の体験を積んでいるんだろうなあ。
豊かな大人とは、そういう人たちなのだろうなあ。
・・・という想像を、私は勝手にしている。
皆さんの過去の経験談を聞くたびに、私の中にはちょっとまぶしいというか、羨望のような感覚が起こってくることに気づく。
みんなの豊かな経験の眩しさに照らされると、自分の経験の貧しさ・暗さが浮き上がるかんじがするのだ。
私、そんなの経験してないもん。
そんな青春、私にないもん。
そんなちょっと拗ねた私が、心の奥にひっそりといる。

ちょっと昔のお話

10代のころ、サーフィンに憧れて、地元鎌倉のいろんなポイントで波乗りする人たちを見ていた。
私もやりたかったけど、親にダメだと言われた。
それきり、自分は無理と諦めていた。
芸大に行くと決めて音楽の勉強を始めてから、私の音楽人生が始まった。
実家にいた20代の数年間は、それでも趣味に使うエネルギーがあった。
歌舞伎とスキーと格闘技。
歌舞伎は、毎月のように歌舞伎座や国立劇場に出かけていたし
スキーは、浦佐スキー学校という当時としてはガチなスキースクールの合宿に参加してバッジテストを受けたりしたし
格闘技は、全日新日はもちろん、みちのくプロレスからUWF系・パンクラス・K1まで幅広く網羅して、後楽園ホールだ武道館だ両国国技館だーと出かけていた。
しかし実家を出て音楽で食うようになった20代後半以降、私は音楽しかやっていなかった。
20代、ツアーのバックバンドで
幸い私は「音楽だけで食えるミュージシャン」だったけれども、音が出せるそれなりの物件で家賃を払って生活するのに精一杯で、音楽以外のことまで回すお金も時間も気持ちの余裕もまるでなかった。
海外旅行はもちろん、冬のスキーや夏のリゾートなど、とてもムリムリ!と思ってたし、音楽以外にやりたいことがあるかといったら特になかった。
趣味はなんですか?と言われても
「ハハハ・・趣味を仕事にしちゃったのでねえ。。」なんていうしかなかった。
あえて趣味と言うならソプラノサックスと三味線。
それで稼いでるわけではないという意味では趣味ではあるが、結局やっぱり音楽ではあった。
たまにちょっと余裕資金ができたら、必ず楽器や機材に投資していたので、やっぱりそれ以外のことに使うという思考がなかった。
本当に音楽に全てを賭けた、音楽=私という自己認識の人だったのが、私の40歳まで。
40歳で音楽に燃え尽きた後、はじめて音楽以外のことに没頭した。
天然石をシルバーのワイヤーで巻いてアクセサリーを作る「ワイヤーアートジュエリー」にはまった。
目の前の細かい作業に没頭することが、何か自分自身の深いところに戻るという作業に繋がっていたのだろうと、今になれば思う。
そんな宙に浮いたような模索期間を経て、やっと次の道をみつけて音楽療法士の資格取得、そしてカウンセラー修行と開業。
それ以降は自分のビジネスを軌道に乗せて回していくのに夢中だった。
おかげさまでミュージシャン時代よりは自由に使えるお金は増えたけれど、また好きなことを仕事にしてしまったので、時間があれば仕事。
ブログ、SNS、セッション、イベント、セミナー、告知、集客、ビジネスモデルにマーケティングにブランディングにコピーライティング・・・
考えることもみんな仕事。
余裕資金は、仕事に関連するセミナーやコンサルなどの自己投資へ。
相変わらず趣味というものはなかったなあと思う。

なにかを諦めていたかもね

最初の話に戻るが、私がそんな偏った人生を送っている間、多くの普通の人は、いろんな趣味と活動と楽しみごとの体験を重ねていたのだろうし、お子さんを授かって家族とともにいろんな体験を重ねていた人も多いのだろう。
そんな皆さんの体験の豊かさが、まぶしく羨ましいなあと思うことがある。
だからこそ私は今、そんな過去を取り返すように、いろんなところへ行ったり、やりたいと思ったことをやってみることにしているのだろうと思う。
ううん、本当はね
いつだって、やりたかったら、やろうと思ったら、できたのだ。
でも、「やっていい」という許可を、自分に出せていなかったのだ。
何か得体のしれない我慢と諦めを、ずっとしていたような気がする。
こう見えてもね。
きっと人からは、ずいぶん好きなことを好きなようにやってきたでしょ!って見えてると思う。
たしかにある側面においては、そうとも言える。
けど、ある側面において、そうじゃない自分もいる。
「今は無理」
「今さらもう無理」
「自分には無理」
という謎の諦めに縛られて、何かを見送り続けていたのだ。
しかし、最近何かがほどけて、ようやくやっていいという許可を自分に出せているのだろうと思う。
私は青春時代に悔いがある。
みんなみたいに素敵な青春なんかしてないもん!!
ていうのがある。
(これも勝手なイメージね、笑。
 みんなだってべつに素敵な青春とは思ってないかもしれないもんね)
そして今、海の近くに住んで
やっぱり海が好き!っていう気持ちを味わって
そういえば子供のころからずっと海は好きだったことを思い出して
だったら好きを素直に行動にすればいいじゃないかと思った。
それが何歳であろうと、もうなんだっていいじゃないかと思った。
・・・というそれが今。
だから今年、私はたくさん海に入るだろう。
海は生命の根源に力を与えてくれる。
今はそういうこともわかるから。
こんな自分の話が、みんなにとって何の役に立つかはわからない。
何か響くものがあればなによりです。
そうでなくても、読んでくれてありがとうです。
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この記事を書いた人

大塚 あやこ

心理コンサルタント/作曲家/ピアニスト
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
 
東京芸大作曲科卒業後、演奏家・作曲家として活動。アーティストのツアーサポートや編曲、アニメやドラマのサントラ作曲等を手がける。
 
音楽での燃え尽き体験をきっかけに、心理カウンセリング/セラピーへ転身。
悩みの根本原因に迫るオリジナルメソッド「ビリーフリセット®」を提唱し、が前に進みたい人、人生の転機に直面した人などを新しいステージへと導く個人セッションや講座を開催。「ビリーフリセットで人生が変わった!」という人多数。カウンセラー養成講座も開催し門下の認定カウンセラーを多数輩出している。
その他、心と意識をクリアにするサウンド瞑想など、独自の立ち位置で音楽制作やライブイベント等も行っている。

◎一般社団法人ビリーフリセット協会代表理事
◎淨音堂株式会社代表取締役

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